いつもの町のいつも通り過ぎる町並みの中で
今日という日は、もう全く戻ることがない。朝起きて「親父がご飯食べる?」と聞いたことや、母がパートから帰ってきて疲れて寝てる時間。車に乗って友人とドライブしたり、ふざけすぎて後悔したり。いつのまにか朝は来て、いつの間にか過ぎ去っていく。僕の今日という日はまた終わろうとしている。
いつも、何年も通っていた道の裏のほうを歩く機会があった。ほんのちょっとの時間だけど。桜が咲いていた。その桜の木の下で子供達がシートをしいてお花見をしていた。その姿を見た時心の中には母や友人と遊んだ幼稚園の頃を思い出してしまった。
あれから何年も経ち、僕はこんなにも大きくなり、いろんなことを経験した。遊びも、音楽も、少しの勉強も・・・。
僕が幼稚園の頃なりたかったものは、ありきたりだが「野球選手」というすばらしくも程遠い職業だった。一年後には、ケーキ屋さんに変わっていたような気がする。子供の心は変わりやすい。
時代が変わったり、歳を重ねても変わらないものがある。それはたぶん、人間ということだと僕は思っている。よく、人間は一人だというが、残念ながら一人じゃない。生まれるとき死ぬときは一人かもしれないがそれはまたそのとき考えることにしよう。
人間であるということ。すばらしい。なぜかそう思ってしまうのは俺があまりにもバカだからかな?
今日283とのドライブでくだらないことで笑ったり、少しまじめなこと話したり。楽しかった。
その中で出てきたのが「わくわくすることがしたい。かっこつけたりじゃなくてダサいことがしたい」ってこと。
確か俺がみんなとであったのは、バウンサービーグルってバンドをはじめたときなんじゃないかな?やってなかったらつまんねーそこらへんにいる大学生活を送ってたんじゃないかな。
音楽に俺は出会えたことがとてもうれしい。みんなと出会えたことが。
ケリーと渚のロマンチックスの時の写真を見るたびに思い出すんだ。あのときの写真。みんないい顔してんだ。俺がだっせー服着ててさ。確かennの外でとったんじゃないっけ?あの写真たぶん4年以上前。懐かしい。
あの頃の僕らは今の状況なんか考えてもいなかったし、想像すらしていなかった。ずっとバカみたいに騒いで楽しめるんだと。しかし、みんな変わってくんだな。一番は環境がさ。
しかもね、少し忘れてるような気がするんだよ。大事なことを。格好ばっかりに気をとられてないかな?
あの頃の写真はみんないい顔してたよね?
バカみたいにまたふざけたことしよう。
ジャンルなんて関係なくみんなでスタジオ入ってさ。
大きな音だそうよ。
んでステージに立とうよ。
僕は音楽が好きです。
んでこれを読んでくれてる人が好きです。
知らないあなたが読んでいたとしても。好きだと思います。
楽しいことしようよ。
音楽でさ。
今日という日が過ぎる。明日が来る。そして明日が去って、また次の日が来る。
待ってくれる時間は何処にも無い。
動き出せばそれが答えになるし、音楽になる。
みんなでバンドやろう?俺がんばってそれを発表する場所作るから。みんなでやろうよ?
音楽を。
今日桜の下でシートをしいてた子達が大きくなっても桜の下で笑えることをなぜか知らんが祈っています。
これから先何があるか分からんけど、毎年毎年、春に咲く桜を見ながらみんなで笑って騒げることを祈ってます。
桜がきれいに咲いてたよ。