あたたかい場所

2日目の朝。昨日と変わらぬ時間の新幹線にのり。同じ席につく。近いようで遠い島に今から僕はでかける。人間は時間の短縮に馬鹿な頭をつぎこみ、時間を使い、時間の短縮を手にいれた。それがいいかわるいかは言えない。でも得たもの以上に無くしたものがある気がする。僕が古い車が好きな理由はそこにあるのかもしれない。今のスピードではみることができない物を。今の目線では見ることができない物を。そんな気がする。
時間はつねにながれている。使い方次第で中身は変わってくる。今の自分に必要な物は音をだし続ける時間だけだ。